夫に出会ったのは、私が20歳のときでした。
私が働いていた歯科医院に、一時的に勤務していたのが彼。
歯科医として働く9歳上の彼はずいぶんと大人に見えて、
とてもまぶしく映ったことを覚えています。
夫は、その頃からずっと変わらず、優しいまま。
ときには喧嘩もしますが、怒っているのはなぜか私ばかり(笑)。
3人の娘たちも、みんな夫の味方をするんです。
夫の懐の深さに、私まで彼の娘であるかのような、
小さな頃からずっと家族だったような気がすることもあります。
今も記念日には、プレゼントをくれる夫。ずっと大切にしたいので、
ジュエリーを贈ってもらうことが多いですね。
この蜂のモチーフのジュエリーは、結婚25周年に贈られたもの。
苗字の一文字「八」にちなんだ「蜂」のデザインで、
オーダーのネックレスには、娘たちの誕生石を入れてもらいました。
これまで25年間、ともに築き上げた幸せを、彼に感謝しています。
まれに夫の医院に顔を出すことがあるのですが、
あらためて働く彼の姿を見ると、胸によみがえるものがある。
私にないものを持っている人。心から尊敬できる人。
彼を好きになったあの頃の想いが、
今もまったく変わっていないことに気づかされるんです。