「この人と、本当に結婚するかも」。
そう確信したのは、彼と大きな喧嘩をして距離を置き、
その後、どちらからともなく、よりを戻した頃のことでした。
同い年で、ふたりともゆずれない性格。
それまでは、仕事の忙しさやお互いの住まいの距離、
さまざまな事情からすれ違い、喧嘩が絶えませんでした。
でも、あらためて付き合うようになり、
結婚を決めてからは、ぶつかることもなくなったように思います。
以前よりも、思いやりをもって話し合えるようになったんです。
プロポーズを受けたのは、クリスマスイブの夜。
イルミネーションのきれいな公園で、
その言葉とともに、素敵な婚約指輪を贈られました。
私には内緒でROCCAを訪れ、彼が選んでくれた婚約指輪。
男性ひとりでの入店はやはり緊張して、いざ足を踏み入れるまでに
お店の前を何度も行ったり来たりしたようです。
念のため、ワンサイズ大きめの指輪を提案していただいたそうで、
後日、ちょうどいいサイズに作り直してもらいました。
将来の理想は、なんでも語り合って進めていける夫婦。
些細なことでも言葉にして、気兼ねなく交わし合えるふたりでいたい。
これからが長い人生。私たちは、ともに生きていく家族ですから。