父の他界から1年後、ようやく取り掛かることができた遺品整理。
その中で見つけた2組の宝石入りのカフスボタンは、
父がホテルマネージャーをしていた頃に愛用していたものでした。
このネックレスとピアスは、その父の遺品から
エメラルドとオパールを使って、リフォームしたものです。
日頃、マニッシュなファッションの多い私がオーダーしたのは、
女性らしく、年を重ねても似合うエレガントなジュエリー。
蝶と薔薇の花のデザインが提案されたときには、
あまりに感激して、一緒に立ち会ってくれたスタッフさんと
大はしゃぎしてしまったほどでした。
観劇などには、ワンピースにフルセットでコーディネート。
麻の白シャツにデニム…といったカジュアルな装いに
さりげなく合わせるのも気に入ってます。
着けているときには、父のぬくもりを感じるとともに、
女性としての格を上げてもらえるような、華のあるジュエリー。
電車の中で、ふと車窓に映る自分の姿にも思わず気分が上がります。
生前の父は、娘の私から見ても、とてもおしゃれな男性でした。
父からこのジュエリーを授かった私も、
まだまだ、その輝きに負けない素敵な女性になりたいですね。